相隣関係の騒音トラブルについて。渦中に飛び込んでしまいました。


みなさんおはようございます。荒川区の行政書士事務所。

行政書士題也のコウヤです。

 
 
家で飼っているカブトムシがこうしてブログを書いている時間帯は虫かごの中で元気に飛び回っています。
 
 
とにかく深夜と早朝は元気なため、虫かごから出てきてしまうのではないかと思ってしまいます。
 
 
 
 
 
今日のお話は、相隣関係の騒音トラブルについてというお話をしていきたいと思います。
 
 
先程ツイッターで


と、ツイートをさせていただいたのですが
 
 
 
この問題、比較的よくきく話だと思うのですが実際に当事者になってしまうと本当に大変なんですよね。
 
 
 
こっちが悪い、あっちが悪いの水掛け論になってしまいやすく、話し合いをすると逆にこじれてしまったりで、、、
 

 

 


と、前振りが長かったのですが、今回は過去に私の身に起こった体験談になります。

 

 

 

 

 

私がこの問題に直面したのは、親戚のおじさんから相談を受けたのがきっかけでした。

 

 

 

その相談を受けた時、私はまだ行政書士ではなかったため法律的にどうなっているとかのことは全く分からない状態でして、ただ単純におじさんが自分だけで動いていくのは心許ないから解決に向けて手伝って欲しいとのことでした。

 

 

 
私はその話しを聞いて安易に引き受ける事にしました。

 

 

 

そして、おじさんから具体的な今回の経緯について話しをきいていくうちに、現状、相当に話しがこじれてしまっているということが分かりました。
 

 

 
このおじさんの一家は1ヵ月前に家族で引っ越してきたばかりでして、このマンションに引っ越してわずか2週間目に直下階の住人から『子供の足音がうるさいから何とかしろ!!』と深夜1時に怒鳴り込んで来られ、それからというもの、朝・昼・夜と関係なく苦情を言いこられるようになったとのことでした。
 

 

 
おじさんから話しを聞いていて1つおかしいなと思った点は、おじさんの子供は幼稚園に通っているため、どんなに遅くても夜の9時には寝てしまうのですが、深夜1時に下の階の住人から『今、子供の足音がうるさかった!!』と苦情を言われるという点でした。

 

 

 

とにかくこの問題、引き受けたからには何とかして解決できないかと私なりに考え、まずは国が用意してくれている相談機関などに相談をしてから具体的な解決の行動をおじさんととっていこうと思いました。
 

 

 

 

この当時、こうした問題に私はそんなに詳しいわけではなかったので、とりあえずおじさんの住んでいる市役所に相談をしてみることにしました。

 
 
 
私も仕事で忙しかったため、直接話しを聞きにいくことはできなかったので、電話でのやり取りを市役所の相談窓口の方としたのですが、その際に、その窓口の方から市役所では『騒音計』というものを無料で貸し出しているという情報を入手することができました。
 
 
 
とにかく、一刻も早く問題の解決をしてあげたかったため、その窓口の方に『その騒音計、貸してください。』とお願いをしたところ、『今は問い合わせが多くきている状況のため、実際に貸し出しができるのは2,3ヵ月後先になってしまう』と言われました。
 
 
 
それをきいた時に私は『そんなに騒音トラブルって頻繁に発生してるのかぁ』と単純に驚いてしまいました。
 
 
 
一昔前にテレビで騒音おばさんなどという、迷惑なおばさんがテレビを賑わしていましたが、あれは氷山の一角だということがその時分かりました。
 
 
 
いずれにしましても、おじさんに確認したところ騒音計を使用して具体的な数値が分かれば今後、下の階の住人と話し合いをする際もスムーズに進んでいくかもしれないとの要望を受けたため、市役所から騒音計を借りる予約をしました。
 
 
 
ですが、この市役所との連絡のやり取りで騒音計以外に解決に結びつきそうな有力な情報を入手する事はできませんでした。

 



市役所に相談して具体的な解決方法を入手する事ができなかったため、おじさんに対して申し訳ない気持ちがあったのですが、そうこうしている間も下の階の住人が深夜に玄関のドアを叩きつけてくるといったことが度々おこなわれているとおじさんからききました。

 
 
 
私はこの辺りから、『ひょっとしたら下の階の住人はちょっとおかしい人間なのではないか?』と思うようになってきました。
 
 
 
深夜1時に玄関の扉を叩きつけてくる行為や、おじさんの子供が確実に寝ている時間帯(夜の1時頃)に『今、子供の足音がうるさかった!!』などといきり立ってクレームを言いに来る、ということをおじさんからきかされたため、『これは、相手はまともではないかもしれないぞ。』と感じるようになっていきました。
 
 
 
そうした中でも、やはり問題を解決してあげなければならないため、おじさんと話しをして一緒に法テラスに行くことにしました。
 
 
 
法テラスに行き、担当弁護士の方とお会いし今までの経緯をお話しして解決方法を尋ねると弁護士の方は私とおじさんに向かって『早く引っ越してください。』と言ってきました。
 
 
 
『・・・・・・いや。分かってるよそんなことは。』と私たち2人は内心思いました。
 
 
 
『おじは、引っ越したばかりですぐにそれができないから、2人でこうして来ているんですよ。』と私が言ったのですが、その弁護士の方は『近年、騒音トラブルで殺人などの事件も多発しているから、早く引っ越して身を守ってください。』としか言ってはきませんでした。
 
 
 
私とおじさんは疲れている中、せっかく来ているのにこの程度のアドバイスしか言えないのかよ。と思い、2人で法テラスの対応に幻滅するのと同時に、法律の専門家が言っているのだから、もうどうしようもないんだな。と絶望感を味わうことになりました。
 
 

 

もうこの頃になると、私もおじさんの家族も、この問題は一生解決できない問題なのだろう。と完全に諦めムードになっていました。

 

 

 

もう、何をしても下の住人からの訳の分からない足音クレームは止むことはないだろうとしか思えなくなっていきました。
 
 
 
そうした中、破れかぶれの気持ちだったのかもしれませんが、『どうせ解決できないのなら修羅場になってしまっても構わないから下の住人と話し合いできる場をつくってもらいたい』とおじさんから言われました。
 
 
 
私もここまでくると、さすがに煩わしさを感じるようになってきていたのですが、一旦引き受けたからにはしっかりと解決しなければいけない。と、まだ行政書士でもないのに変な使命感をもって再度解決に向けて動いてみることにしました。
 
 
 
どうすればいいか考えている中、この問題は結局の所、家の問題なのだから不動産屋さんに間に入ってもらって解決してしまうのがいいのではないかと思い、不動産屋さんに話しをしてみる事にしました。
 
 
 
話しをしてみた結果、不動産屋さんから下の階の住人が以前にも同じような問題を起こしていて、前回の時は、おじさんの部屋の元住人はそのクレームを苦にして引っ越しをしていると聞かされました。
 
 
 
ここでやっと、おじさんの部屋の直下階の住人がおかしな人だという確証を持つことができました。
 
 
 
そして、『あまり強い形での指摘はできないけれども、できる限り下の階の住人と話しをして調整をとるように動きます。』と言ってくれました。
 
 
 
また、この話で不動産屋さんは罪の意識を感じたらしく、床に敷くジョイント式のマットを大量におじさんの家に送ってくれました。
 
 

 



ここまで、ひたすら解決に向けて動いていたのですが、既におじさんの家の騒音トラブルに関わってから2ヶ月強が経とうとしていました。
 
 
 
そろそろ、市役所から騒音計の連絡がくる頃だろうなぁと思っていた中、おじさんから私の携帯に突然連絡がかかってきて、『下の階の住人が引っ越した。』ということをきかされました。
 
 
 
私は話しを聞いて、すぐには信じられなかったのですが、よくよく聞いているとどうやら本当のようなので、安心しました。
 
 
 
下の階の住人からしたら、それなりの言い分があったとは思うのですが、おじさんの家に行われていた下の階の住人の深夜のドアの叩きつけ行為などがなくなると考えると、おじさんの家の問題だったのですが、自分の事のように嬉しい気持ちになるのでした。
 

 




 


本日は騒音トラブルのことについてお話させていただいたのですが、案外、身近な所で騒音トラブルは頻繁におこっているように私個人としては思います。

 

 

 

この記事が少しでも困っている人のお役に立てば幸いです。
 
 
 
本日はいつもよりも記事が長くなってしまったため、読者さんを疲れさせてしまったかもしれません。
 
 
お忙しい中、貴重な時間を使って最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
感謝いたしております。
 
 
雨が強く降っていますので、怪我などなさらぬようどうかお気をつけくださいませ。
 
それでは、またお会いしましょう。では♪


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